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10月半ば上棟でした西区の現場です。

暑かったり台風だったりした頃から早くも1ヶ月以上が経ちまして、

当然ながら現場も進捗していますが、月日が経つのは早いなとこの時期は特に感じます。

現場内は大工さんメインで枠を加工して、取付して、下地を組んで。

そこへ行ってチェックして、打合せして、材料手配して。

もしかすると木工事の中では地味めな作業かもしれませんが、

後々下地が無かったりとか結構重要だったりします。(言い出せば全部重要ですが・・・)

最近は益々陽も短くなってきましたので、段取り良く工事を進めていきたいと思います。

建物を計画していく中で、悩む所は数あれど、中でも難しいのは「色決め」です。

何通りもある色の中から、毎回一つ一つ決めるのは色々な面で難しいので
ある程度は社内で標準的な色というのを決めています。

システムキッチンやシステムバス、その他建材など製品化しているものであれば、メーカーが色見本というもの持っています。

そういった「これ!」と指をさせば決まる色であれば簡単ですが
塗装関係で、どうしても調度いい色がなければ色を調合をして作ります。
メーカーが作る場合もありますが、ほとんどは実際施工をする職人さんにお願いをします。

これは木部の塗装の色見本でして、塗装屋さんに作ってもらったものです。

写真ではどれも一緒のように見えますが、それぞれが微妙に異なっています。

これはほんの一部で、一つの色を出すのに何枚も試行錯誤をしたそう…ありがたしです。

しかも相手が木となると、同じ樹種でも木の部位や表面の仕上がり方で、色ののり方が変わってくるので、そこがさらに悩ましいところなのです…

いかに時間と手間をかけないか というやり方は今の風潮によく合っていて、それによって得られることはたくさんありますが、

多少面倒でも、時間や手間をかけて「悩み」に向き合うことは必要ですね。
それがきっと次につながっていける一つの方法なんだと思います。

手短に朝食を済ませ
片道約40分を掛けて事務所へ

着くとまずは机上書類、メモ類がれば目を
落とし直ぐに展示場の掃除へ

一番に事務所へ着く事の多い
神田くんが先に掃除を始めて
居る事が多く、その時は1階を掃き始めている

その場合は2階を私が受け持つのだが
今朝も同じ

階段を上り子供室、寝室、ホールとすべての窓を
開け

奥の寝室から始め箒を使い掃いて行く
今朝は珍しく青空がのぞき朝日も差し掃除
をしていても気持ちが良い

2階部分を終えて屋根裏へ
小窓を開け外の空気を入れた時に

火を入れ始めたストーブの薪の香りが
そこから一緒入ってくる

小窓から外を覗き込むと

何気ない何時もの景色が・・・

今日の天気とストーブの煙の
せいなのか何時もの景色には
違いないのでしょうが

この角度でこの景色を目にするのは
今の今迄無かったのでは・・・

確かに前には借家があった
所へコンビニが

畑だった場所に建物と
数年前とは違う物の

何故かとても新鮮な気がして僅かな
間見入ってしまった。

日々の暮らしの中
気に止めて何かに目をやり心に
止める事が知らずの内に少ないのでは・・・

小さい事でもきっとまだ見ぬ景色が
日常の中に多く在るのでは・・・

時間に追われる生活は皆が
同じでしょうが

限られた時間の中ほんの一瞬でも
そんな物を見つける時間が在っても
良いのでは。

我が家の家庭菜園です

九月に蒔いた大根が育ちましたが

そろそろいっぱいの様子 ?

小さくても、育ったからには

食べないと

沢庵は作れないし

おでんかな ?    少しくらい筋張っても   家の野菜は、美味しいです

寺尾の家Ⅱは1階の寝室のエリアを除いて
一つの空間として繋がっています

特にスキップフロアと
それに続く外部のロケーションが
解放感を感じさせる部分です

広間の壁一面の開口からは
公園の緑が臨めます
その先には海が見えます

反対側のダイニングの開口は
街路に面しています

どうしてもこのような分譲地は
建物が建て込んでいるし
道路もそれほど広くないので
開口は大きくしたいけれど
道路からの視線も気になります

道路から半階分上がっていると
開口が大きくても
外からの視線は気になりません

地上からの高さも半階分なので
少し上から見下ろすといった感じで
地面への繋がりもあります

窓下のパーゴラが緑豊かになる頃には
風景はより良くなるでしょう

スキップフロアというと
真っ白いモダンな建物に
よく見られることが多いですが
我々がいつも使っている
木や漆喰や和紙を使って造ると
より優しく豊かな空間になると思います

平面的な間取りは理解しやすいのですが
立体的な計画は
図面上ではなかなか理解しずらいものです

まだまだ見学会も行いますので
是非、ご覧になってください

※写真は工事中のものです
 建物は完成済です