プロフィール 伊藤 誠康

Writer Member

佐藤 茂雄

ハウジングアドバイザー
佐藤 茂雄
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

野本 一隆

代表取締役
野本 一隆
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

伊藤 誠康

建築家 伊藤 誠康

>> プロフィール   >> 記事一覧へ

上村 良太

建築
上村 良太
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

北村 まゆ子

建築
北村 まゆ子
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

遠藤 正典

建築
遠藤 正典
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

森田 幸恵

総務・経理
森田 幸恵
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

過去の記事を見る

代替エネルギーへの道はなかなか見えませんが、「原発ゼロ・電気代半額の道も」という新聞記事を目にしました

政府の試算では、「原発がなくなると電気代が倍増する」との事

ところが今回試算した、科学技術振興機構 低炭素社会戦略センター(すごい名前ですね)は、条件によっては電気料金が半額ほどになるという

その条件は(2030年時)

・太陽光発電が現在の10倍

・家庭用燃料電池とヒートポンプ給湯を全世帯の一割が導入

・冷蔵庫、エアコン、照明の効率化

・次世代省エネ住宅が半数を占める

ある程度可能な条件ですね

将来予測を考慮していない、政府の試算の方が非現実的です

それにしても、エアコンや冷蔵庫の効率化ってすごいものです

1995年製と2010年製とを比較すると

エアコン 1492kw/h から 850kw/h に

冷蔵庫 990kw/h から 220kw/h に

と年間消費電力は大きく減っています

LED電球の普及と低価格化もそうですが、日本の技術力と普及力はすごい・・・

ただ、省エネに対する投資額が、収入によって差があるので、恩恵にも格差が発生するらしい

まぁ、その格差を調整するのが政治の役目ですから、よろしくお願いします

省エネに対する、住宅の役割もますます重要になると言う事です

ゼロエネルギー住宅の普及も見込まれるでしょう

日本古来の住宅の造りを善しとし、あまり断熱性や気密性にこだわる事に否定的な意見も耳にしますが、そこを上手く両立させてゆくのも設計者の仕事だと考えます

しかし、都市には大規模な建物が数多くあります

大きなエネルギーを使う事で維持しているようで、それらの造りようは、あまり変わっていないようにも見えます

小さな住宅くらいの熱交換機が何台も並び、一日中熱を吐き出している商業施を目にすると、住宅レベルの省エネがむなしくなることもあります

まだまだ、やるべき事は沢山あるようです

可能性も沢山あるのですから・・・