プロフィール 森田 幸恵

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新潟市内の田植えのピークはGW、今はいたる所で水田に小さな緑色の稲という光景を目にするようになりました。

このところの暖かさで、稲も少しばかり伸び始めたようです。

わたしはこの時期になると決まって思い出すことがあります。

ずいぶん前のことになりますが、数人の友人と沖縄旅行に出掛けました。

沖縄は新潟とは全く違う雰囲気で、どこに行っても美しい海の色や開放的な印象にとても感動しました。

楽しい旅を終え、飛行機でいざ新潟へ・・・戻ってきたその日、新潟はあいにくのお天気で、空はどんよりと曇ってしかも雨降り、眼下には田植えが終わったばかりで稲の緑よりも水田の泥の色が目立っている景色が広がっていました。

それを見た友人が「いや~やっぱり新潟は暗いね。見て、この色のない景色」と一言。

悪意を持って言った言葉ではないのですが、ほんの少し前まで沖縄にいたことを考えると、友人にしてみれば急に現実に戻ったようで寂しくなったのではないかと思います。

わたしはそのときどちらかというと帰ってこられたことにホッとしていたので、「そうかい?」と思って聞いていたのですが、何年経っても思い出してしまうというのは、「新潟の景色だってそんなに悪くはないんじゃないかな」という気持ちがあるからかしらと思います。

確かに、旅行帰りのその日は条件が良くなかった・・・友人の気持ちもわかります。

でももしそれがもう少し先で、稲が十分に伸びて水田が隠れてしまうほど緑が茂ったときだったら?・・・稲刈り前で黄金色に実った稲穂が一面に広がっているときだったら?・・・

そんな景色を空から見たら、きっと違った印象になっていたのではないかと思います。

季節と共に変化する田んぼの風景、新潟の当たり前の風景、やっぱりいいものですよね。