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昨年の秋頃からコツコツと読み続けていた『ナルニア国物語』をついに読み終えました。
原作は1950年から1956年に掛けて書かれ、日本でも1966年に翻訳・刊行されたそうです。
長く読み継がれている上、映画化もされた、言うまでもなく非常に有名な作品です。
「え?今更?このタイミングで?」という疑問はひとまず忘れていただきたいと思います。
ナルニア国の結末が知りたくて読むことを決めたのですが、児童書(対象;小学4・5年生以上)としてのみ刊行されている為、正直はじめは多少なりと抵抗がありました。
書店にて明らかに子供たち向けのコーナーに足を運ぶことへの抵抗、ひらがな多めの本文を読むことへの抵抗・・・
しかし読み進むうち、そんな抵抗は実にくだらなくて自分勝手な偏見であることを痛感しました。
児童書と言って侮るなかれ。長く読み継がれるには理由があるのだなあ。
この数ヶ月の間、すっかりナルニアの世界にはまってしまいました。
後の祭りな発言ですが、子供の頃に読んでおきたかった・・・(T_T)
それにしても、本とは不思議なものです。
学生の頃、本嫌いでほとんど読まずにいました。
活字を追うだけで感動や喜び・恐怖・悲しみなど、心を動かされるものだろうかと疑問に思っていたものです・・・
少しは本を読むようになった今ではそれが間違った考えだったと分かります。
本を読むにふさわしい貴重な時間をたくさん素通りして過ごしてしまったと反省してしまいますが、その反省を活かしてこれから先、少しでもたくさんの活字を追い心動かされたいと、改めて思った次第でございます。