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ウッドデッキは
室内と外部をつなぐ
中間領域としてとても重要な部分
呼び名は違えど
濡れ縁や縁も同じもの
はるか昔から日本人には
馴染み深いもの
ただ
木材だけに痛むのが悩みどころ
できるだけ耐久性のある
桧やひば、栗などを使っても
やはり腐ってしまう
ちょっと高価ではあるが
ジャラとかイペといった外材は
公共建築でもよく使用され
腐らないように思われているが
腐りにくいのであって
腐らないわけではない
つい最近も
(旧)住宅公団から木製の橋を譲り受けた
行政庁が
25年持つと聞いていたのに
10年で腐った・・・
とクレームをつけて
問題になっていた
材料はアフリカの
ボンゴシという木材だそう
やはり
交換することを前提に作る
こまめにメンテナンスをする
これが基本です
写真は新宿駅に隣接する
高島屋や東急ハンズが入っている
商業施設だが
18年ほど経っている
完成当時は
木製のデッキが目新しく
とてもよかったのだが
残念なことに
痛んだところは建材に変わってしまった
そのうち全て変わってしまうのでしょう
一番期待しているのが
木材を熱処理して細胞構造を変えて
腐朽しにくくする技術
薬品等を使わないのが
いいところ
さらに材を選ばないので
国産の杉が使える
これもちょっと高価なのだが
17年ほど前から時々使っているが
(コストが許す時)
確かに腐らない
熱処理する段階で
材が軽くなり
狂いにくくなるので
使った大工さんも
悪くないと言っている