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東京では既に満開になりました!

関東の工務店の中には桜の開花に合わせて
イベントを計画しているところもあるようです
しかし、予定しているのが4月の6、7日
そのころには散ってしまうと
頭を悩ませているとか・・・

早咲きで知られる、伊豆の「河津桜」
2月の始めには開花するので
それを目当てに毎年100万人の観光客が訪れる

そこで、開花促進剤というものが問題になっている
というニュースを見ました

県が農業の研究の一環として
桜に散布しているようですが
集客のために利用するかどうか
という話になり
住民の間で意見が分かれているそうです

昨年は開花の遅れで
観光客が30万人も減ってしまったそう

「観光客をだますことになる」
「自然への冒涜」
それは良くわかります
「桜を見たくてわざわざ来てくれる」
「咲いていなけりゃただの田舎」
「きれいごとじゃ儲からない」
それも良く良くわかります

入口の前の桜の木が咲いている店は
確かに客の入りが良いそうです
相変わらず識者は
「よく議論してコンセンサスを・・・」
と言っていましたが
答えは出ないでしょうね
こういう問題は善悪というより
立場が変われば、どちらも正論だから
我々が答えを出せば良いと思います

促進剤を使った桜でも
咲いているところが見たい!
という意見が多数なら
結局使うでしょう
咲いているかいないか
それは時の運
自然のままが良い!
というのなら
使う必要はないでしょう

これは我々の
観光や自然に対する考え方の問題
また
町は観光地としての考え方の問題

町は名物におんぶに抱っこ
客はそれが見れりゃ何でもいい

もしそうであれば
日本の多くの観光地のように
いずれ廃れてゆくでしょう・・・

こういうことは
国民の文化のレベルが問われることで
この問題だけでなく
いろいろな事にあてはまるでしょう

ちなみに私なら
促進剤を使うと言うなら
見にゆきません
その町の姿勢は自分の考えとは
合わないと思うからです