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先月ブログを書いていた時は厳しい残暑でした
あれからわずか一か月ですが、今朝は東京も肌寒いほどです
秋で思い出した、私の好きな建物の一つ
聴秋閣(ちょうしゅうかく)
現代風に言うと
施主:徳川家光
設計者:佐久間将監(しょうげん)
建築場所:二条城(現在は横浜の三渓園内)
竣工:1623年
当初は三笠閣という名称だったそうです
秋に三渓園を訪れた際、建物周辺の紅葉がとても美しく
うまい名前を付けたものだと感心しました
20坪にも満たない小さな建物ですが
凝った繊細な意匠は、美しいというより
可愛らしい
珍しいのは、左右非対称で不整形
でも、不整形さを上手く利用して
魅力ある空間を作っています
でも、そもそも何故不整形にしたのだろう・・・
狭小敷地でもあるまいし(笑)
きっと最初の敷地のロケーションに関係があるのでしょうね
左右非対称のバランスをとるためか
徹底的に非対称になっています
屋根の高さも部分的に変化をつけています
2階はわずか2帖
階段は頭をぶつけないように
ささら桁が途中で曲がっているのが
合理的なデザインになっています
その他にも、木製のタイルが敷いてあったり
障子の桟や欄間など、同じパターンが全くないくらい
バラエティに富んでいます
でも雑然とした印象は全く無く
優れた工芸品のような、完成されたデザインです
民家のようなシンプルで力強い建物も好きですが
このような建物もいいですね
ここに写真と解説が沢山載っていたので
ご覧になってみてください