プロフィール 佐藤 茂雄

Writer Member

佐藤 茂雄

ハウジングアドバイザー
佐藤 茂雄
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

野本 一隆

代表取締役
野本 一隆
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

伊藤 誠康

建築家 伊藤 誠康

>> プロフィール   >> 記事一覧へ

上村 良太

建築
上村 良太
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

北村 まゆ子

建築
北村 まゆ子
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

遠藤 正典

建築
遠藤 正典
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

森田 幸恵

総務・経理
森田 幸恵
>> プロフィール
>> 記事一覧へ

過去の記事を見る

空を灰色の雲が覆い

新潟の冬へ向けた空色となった今日

点検にお伺いさせて頂いたお住まい・・・。

 

外壁板張りの色も落ち着き、深い色となり独特の趣を

醸し出す佇まい。

 

3年後、5年後の先を考えて、自らの手で植えられた

常緑樹の緑と奥に見える欅の紅葉がまた建物を

際立たせている・・・。

 

壁の向こう側庭へも多くの樹木が植えられているのですが、みな雪囲いが施され雪への対策は万全の様です。

 

今年の降雪量は如何なものなのか些か気にはなりますが、

 

この木々達が雪に耐え大きく成長し

 

建物と調和し、創りり出す風景は

 

今とはまた一味違った全体の趣を増して美しいものと為る事でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寒がりの我が家は、10月初旬から何回と、既に薪ストーブを使用しています。

そうなると、この冬は7~8ヵ月、薪ストーブを楽しめます \(^▽^)/

薪ストーブは、室内がとても乾燥するので加湿は必須です。

二階に洗濯ものを干したり、お風呂の戸を開けっ放しにしますが、我が家は、加湿器頼りです。

 

 家庭菜園には、小松菜 菜の花 イタリアンパセリの三種です。

先日、小松菜とあぶらげだけで煮ものをつくりました。

調理方に多少難が有ってもシンプル イズ ベスト。  育て収穫し、こしらえたのだから‥‥  あー美味しかった!

私たちは一日の大半を「家」について(家にかかわること)考えているわけですが、
←こんなに顔が歪むほど、でも楽しそう…

ふと、自分が家を建てるとしたらどんな家がよいだろうと考えてみることがあります。
でもなかなかパッと明確な答えが出ないものです。

やっぱり漆喰の壁がいいなとか、薪ストーブは是非入れたいとか部分部分では浮かぶのですが
「○○な家!」という言葉になりません。

自分の家を建てる状況にまだ無いことが一番の理由なのかなと思うのですが
自分のことながら、不思議と言いますか、腑に落ちない気分になります。

思いつくままの要望が全て叶えば一番いいです、そりゃ。

おそらく私の全ての要望を叶えようとすれば、大変な見積もり金額になります。これは間違いない。
「あれもやりたい、これもつけたい」と大騒ぎです!
しかし土地から予算から、制約がたくさんあるなかで建てるのですから
叶わない部分もどうしたって出てくるんでしょう。悲しいけれど、これも間違いない。
わ~ほんと悲しいな~想像しただけで辛い…決断できるのかな…わたし。

それはたぶん、ご自身の家を考えていらっしゃる皆さんと同じ気持ちなのだと思います。
ただ、良い面はもちろんあって、そこで選択をすることで、より「らしい家」になるということ。

その時点で優先順位が自ずとつくという点と、
自分ではわからない「らしさ」に、他者を通して出会えることです。

わたし自身、わりと趣味嗜好がある(頑固で、思い込みが強くてトホホな)人間ですが、
人に「似合う」とか「らしい」と言われた物は積極的にとりいれます。サルもおだてりゃ方式とも言いますが。
するとこれが正解!よかった~というパターンが少なからずあるもので、結局安心して愛用するものはそういうものです。

完成したお宅で、「○○さまのお宅っていう感じだな~」と思うと、ヨシッと拳を握ります。
永く、心穏やかに住んでいただけるかな、と感じます。
自分の家もそんな感じだったらいいな。「らしいね~」なんて言われたらいいですね。
………

おっと、どうやら私、「らしい家」がいいみたいです。すごく漠然としていますが…

自邸に対する夢、希望、要望を目一杯考えた後に
「自分(たち)らしさ」という視点もいれてみると、一味違う家づくりになるのではないでしょうか。

先日、公務員宿舎の建設の是非をニュースで取り上げていました

都心の一等地にあるのに、いかに家賃が安いかと言った、不公平

感を煽るような報道の仕方は相変わらずと言ったところです

結局、皆が不平不満を述べて終わり・・・

そもそも官舎の家賃は「国家公務員宿舎法」という法律で決まって

いるそうですから、法律を変える必要があります

政治家はスタンドプレーで非難するばかりでなく、本当に不当なら

ば、法改正のために動くべきでしょう

肝心の必要の是非については、非難する割には情報不足で、我々

には判断できずじまいです

官舎に限らず、税金を使っての公共工事には何かと風当たりが強

い時代ですが、建てる事が悪ではなく、建て方自体に工夫が足り

ないように思えるのです

公共建築や行政主導で行う建築には求められるものがあるはずです

例えば、建設予定地の自然を残すために建築するなという声がありま

す。建設をあきらめて、民間に払い下げられれば、間違いなくデベロッ

パーが木を切り倒して、容積率一杯に高層マンションを建設するでしょう

郊外の里山でもない限り、都心の林をそのままの形で残しておくことが

自然を守る唯一の方法ではないと思います

計画の工夫で、緑を残し、公開空地や自然な公園を作り、皆が活用で

きるように計画することは十分可能です

経済性優先の民間企業ではできないことだって、できるはずなのです

環境と共生する建物、エネルギーを考慮する、コストの限界に挑戦する・・・

いろいろテーマはありますよね

災害時の備品をストックするとか、避難時や救助活動の拠点となるように

考えておくとか・・・

現代の社会や生活の問題や、これからのライフスタイルを、建築から変え

ることだってできるかもしれません

昭和26年に住宅公団が、団地の原型のようなモデルを作りました

51C型と呼ばれています

近代的な生活を目指すために「食寝分離」「親子の就寝分離」などが

必要と考えて作られたものです

また、北側に孤立していた台所を南に持ってきて、椅子式のダイニン

グキッチンを取り入れました

その後、この形をベースに数多くの団地がつくられました

駐車場の確保、敷地内の公園や芝生のオープンスペース、スーパー

や学校や病院など、今の住宅地の作り方のベースになっています

細かいところでは、ステンレスの流し台の採用とかゴミ捨てに階段を

下りなくてもよいように、ダストシュートがついていたり、ゴミを燃やせ

るように焼却炉が付いている棟もありました

尤も5階あたりからダストシュートを使うと、ゴミ袋が破裂して集積場

は悲惨な状況でしたが(笑)

どこが自分の家かわからなくなるような、同じ箱が南向きに等間隔で

並んだ姿は、今考えると良く思えませんが、戦後の住宅不足の解消

と、復興の為に近代的な生活スタイルを目指すという気概に満ちてい

たと思えませんか

流行やブームに迎合した民間のマンションの、後追いのような建物し

か作らなくなった時点で、住宅公団の役目は終わっていたのかもしれ

ません

今のような時代にこそ、民間ではできない新な試みをやって欲しいもの

です

 しばらく雨降りの日が続きましたが、今日は天気も良く過ごしやすい一日でした。

写真は、今月末に引渡しを迎える現場にて外観を撮ってみました。現在内部にて漆喰塗りを行っていまして、今週末から外部土間工事を行う予定です。

気温も下がり寒くなってきたので、風邪などひかないようにしていきたいと思います。