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住宅の省エネルギー化について3つのポイント

こんにちは。営業設計の竹村です。  今日は「住宅の省エネルギー化」について記事にしたいと思います。

一般財団法人住宅・建築SDGs推進センター様HPより

まず、そもそもなぜ住宅に省エネルギー化が求められているのでしょうか。その理由は明確で「Co2削減に伴う地球温暖化の防止」です。

2021年にCOP26が開催され、2050年カーボンニュートラル実現に向け、日本も舵を切って進み始めました。最近「脱炭素」「脱炭素社会」といった言葉もよく耳にしますよね。ちなみに日本の住まい(家庭部門)からのCo2排出量は全体の16%。これは結構大きな数字です。

2050年カーボンニュートラルが最終目標なのですが、バックキャスティングで2030年目標というのがあって、2030年の目標として「新築される住宅についてZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準の省エネ性能が確保されて、新築住宅の6割に太陽光発電を搭載」という内容が閣議決定されています。「これからつくる住宅を省エネ化することでCo2排出量を減らしていきましょう」というのが日本のCo2削減に向けた考え方です。

「地球温暖化防止のために省エネルギー住宅を作りましょう」なのですが、住宅で何より大切なのが快適で健康に暮らしていけることなので、「地球温暖化防止のための省エネルギー住宅」は副産物的な考え方で「健康で快適な暮らしができてお財布にも優しい住まい」であると言えます。

 

では、省エネルギー住宅(以下、省エネ住宅としますね)はどうやって実現するか?ということなのですが、3つのポイントでご紹介させていただきますね。

一つ目は、「冷房負荷と暖房負荷の低減」です。冷暖房(エアコン)の負荷を抑え、「暮らしに必要なエネルギーを少なくしましょう」という事です。

これには「断熱・気密」「日射取得・日射遮蔽」「通風利用」というさらに3つのポイントがあります。順を追ってご説明します。

住宅の気密化の目的は、隙間風の侵入防止と、それによる暖冷房負荷の低減です。設計の際、計画換気といって、あらかじめ設計した換気量で換気が行われるようにしますが(具体的には2時間で家全体の空気が入れ替わる)、気密化を行わないと計算通りに換気が行われません。

断熱性能(外皮性能)は、性能を上げることで冬場は熱を逃がさず、夏場は熱を入れにくい住まいになります。躯体(屋根・壁・床など)と開口部(窓)の断熱仕様を検討しながら、家全体の外皮の設計をしていきます。

日射取得・日射遮蔽は、夏であれば日差しをカットできるように軒を出したり、軒先にすだれを設けて日差しをカットしたりすることで、日射を遮蔽し、室温の上昇を抑えます。逆に冬は最大限日射を取り込み、お日様の熱を利用して室温を上昇させ、エアコンの稼働を少なくするということに重きを置きます。これらは敷地や周辺環境を読み込んだりすることが前提にありますので、設計としての手腕が問われる部分になります。

通風利用は、主に夏場、エアコンの稼働を極力減らして、自然の風を利用することで快適に暮らせるようにする方法です。具体的には風が抜けるように南北に窓を設けたり、部屋の2面に窓を設け、風通しの良い間取りを考えます。とはいえ昨今、窓を開けても温風しか入ってこない日もありますので、実際はエアコンの稼働がメインになるとは思います。これらの3つをきちんと設計することで、前述の「健康で快適な暮らしができてお財布にも優しい住まい」に繋がっていくわけです!

 

少し話がそれましたが、省エネ住宅二つ目のポイントは、「エネルギーを効率よく使いましょう」という事です。これらは1つ目のポイントよりもハードルが低く、わりと簡単なのですが、、、省エネ性能の高いエアコンの導入、高効率給湯器の導入、LED照明の導入、第一種換気システムの導入、太陽光発電の導入で、少ないエネルギーをさらに効率的に使うことで、エネルギーの使用量を抑えるわけです。

 

省エネ住宅三つめのポイントは「住まい方を工夫する」という事です。例えば冬場、晴れた日は障子やカーテンを開けて日射を最大限取得できるようにするとか、HEMS(消費電力を見える化して管理できる設備)を導入し、節電に役立てるといったことがあげられます。夏になったら軒先にすだれを設けて・・・というのも住まい方の工夫です。決して、寒ければ服をたくさん着込んで我慢する!というものではありません。

 

これらの3つのポイントをバランス良く組み合わせることで、「住宅の省エネルギー化」が実現できます。なぜ省エネ住宅にする必要があるのかというと、それはCo2を削減し地球温暖化防止に対してのアクションを起こし、次世代に地球環境を継承していくためだからです。今の子どもたちの未来のために住宅を省エネ化することが、今の快適な暮らしに繋がる・・・とても素敵な話ではないでしょうか。

 

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竹村 泰彦 YASUHIKO TAKEMURA
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