スタッフブログ

床下エアコンのメリット

こんにちは。営業設計の竹村です。

本日は文京町の家のお引渡しでした。外構工事などの残工事もありますが、無事この日を迎えることができて、ほっとしております。
初めて建主さまとお会いしてから14カ月。たくさんのキャッチボールを重ねながら、こだわりのたくさん詰まった唯一無二のお住まいになったように思います。
ご主人様と私が晴れ男ということで?!今日は天気も非常に良く、絶好のお引渡し日和になりました。外気温は4℃前後でしたが、南面の大開口から日差しが燦燦と降り注ぎ、さすがG2を優に超える外皮性能、とっても温かな室内環境でした。暖かいお住まいをご要望されていた奥様のご期待に応えることができ、しっかりと性能が確保できたことで一安心。
全周にネオマフォーム50㎜を付加断熱しているため、まるで魔法瓶の様なお住まいです。

先日は曇天の中、サーモカメラで床下エアコンの通風チェックをしました。
床下エアコンを25℃設定で稼働させて2日目というものの、床の表面温度は20℃以上。

鳥屋野南モデルハウスもそうなのですが、床下エアコンを稼働させていると「床暖房入っていますか?」といらっしゃった方からよくご質問をいただきます。
確かに足裏が暖かいので床暖房と思われる方も多いと思いますが、実は床暖房よりも断然床下エアコンの方が良いと思っています。

例えば燃費の問題。
熱を生み出す場合、ヒートポンプという仕組みを使うエアコンが高効率で省エネです。床暖房はガス給湯器やエコキュートと組み合わせて使いますが、やはり省エネ性能を比べるとエアコンには劣ります。
それから床暖房の様に、限定的な部分しか暖かくならないということが無いので、比較的広範囲の床を暖めることができます。床ガラリから暖気が上がってきて、室温を上げてくれるのも床下エアコンのメリットです。
特に冬場、リビングと脱衣室やお風呂の温度差によるヒートショックが問題になっていますが、床下エアコンでは脱衣室にも床ガラリを設けることができるため、温度差を少なくすることができます。最強なのはお風呂で、床があたたかく鉄板の壁からもじんわり熱が伝わってきますので、本当に快適です。お風呂に入る前にシャワーを出しっぱなしにして温めるとか、浴槽にお湯を貯めるまで待つとか、そういったことはありません。

ちなみに床暖房を主暖房とするには7割以上の敷設率と言われていますが、そんなに広範囲に床暖房を敷くのはイニシャルコストもランニングコストも上がりますのでおすすめできません。将来のメンテナンスを考えると、例えば床暖房の交換は現実的には厳しいので、その点でも床下エアコンに軍配が上がります。

それから床の表面温度も床暖房に比べてマイルドで、床暖房の場合の表面温度が概ね30℃前後になるのに対し、床下エアコンは20℃前後(もちろん、設定温度やエアコン設置位置にもよりますが)。非常にマイルドで低温やけどの心配はありません。
一方、床暖房の場合は皮膚の弱い方やお年寄り、赤ちゃんだと、床暖房の上で寝てしまった場合、低温やけどの心配があります。


床下エアコンはこのように架台を設け、格納します。鳥屋野南モデルハウスのように、収納の中に入れ込むことも可能です。室内機ないので、美観を損ねません。
TV台に一体で組み込むことも多いです。

エアコンのコンセントは架台の中に設けます。床下エアコンといいつつも、吹き出し口を床よりも少しもぐすため、ほとんど床上に出ています。なので、フィルターの掃除も普通の壁掛けエアコンよりも簡単。椅子に乗ったりしなくても楽にフィルターの掃除ができます。

鳥屋野南モデルハウスでは毎日床下エアコンを連続運転させています。
今年は暖冬ですが、ぜひこの冬のシーズンに、床下エアコンを体感してみてください!

 

営業・設計
竹村 泰彦 YASUHIKO TAKEMURA
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