家づくりコラム

太陽光発電Q&A

今回は太陽光発電でよく質問されること『設計時の疑問・入居後の疑問』の2つに分けてまとめてみました。

—-目次—-

1)設計時の疑問

Q1近くに高い建物が建っても大丈夫?

Q2敷地が南向きでないけど大丈夫?

Q3搭載すパネルの容量(kw)はどのくらいが良いの?

Q4蓄電池も一緒に必要なの?

2)入居後の疑問

Q1停電時はどうなるの?

Q2屋根の雨漏れは大丈夫?

Q3地震、台風、ひょう、落雷などの自然災害は大丈夫?

Q4火災は大丈夫?

Q5メンテナンスはどうしら良いの?

Q6故障、保証・寿命、将来の撤去は?

1)設計時の疑問

Q1近くに高い建物が建っても大丈夫?

1.パネルを設置する屋根面が日影となる時間が長い場合は設置に適さない場合があります。敷地条件等お気軽にご相談ください。

2.建築基準法により地域ごとに建築できる建物は「絶対高さ」、「斜線制限」、「日影規制」等により制約があり一定の日照が確保されております。(用途地域により異なります。)

Q2敷地が南向きでないけど大丈夫?

南東から南西の範囲であれば発電効率は約96%~100%で大きな問題はありません。敷地に対する屋根形状や建物の配置計画で十分にカバーできます。ただし、北側の屋根に太陽光を載せる場合は「光害」を招く恐れもあるため、あまりおすすめできません。

Q3搭載するパネルの容量(kw)はどのくらいが良いの?

1.小規模住宅の場合、屋根面積も狭小となり搭載可能な容量(kw)が限られますが、屋根形状をできる限り工夫し、最大限の搭載量をオススメします。

2.電気自動車(EV)の急速な普及が予想されます。電気自動車(EV)の充電の電力は電力会社から買うより太陽光発電の余剰電力が最もお得です。電気自動車(EV)を考慮した最大限の搭載量をオススメします。

Q4蓄電池も一緒に必要なの?

1.蓄電池は大災害時のレジリエンス性(減災)を高める目的で導入される方が増えています。

2.経済モードで運転しても現在の価格水準では経済メリットを創出することは困難です。

3.卒FIT(FITによる固定価格買収制度の期間が満了した発電設備)の11年目の売電単価が安くなるタイミングで昼の余剰電力を蓄電して夜に使うという経済メリットを目的に導入を検討される方も多いです。

2)入居後の疑問

Q1停電時はどうなるの?

コンセントが一つだけ使えます。災害時に停電しても、昼間晴れていて発電さえしていれば非常用コンセント一つだけ最大1,500W使うことができます。非常用コンセントに延長コードを使うなどして、冷蔵庫やスマートフォンの充電に使うことができます。エアコンなどの200Vが必要な家電については使用できませんのご注意ください。

Q2屋根の雨漏れは大丈夫?

心配は殆どありません。

1.法律で、すべての新築住宅について、万が一の雨漏れについては10年間の保証責任(瑕疵担保責任)が付帯しています。

2.雨漏りを保証している太陽光発電メーカーA社によれば、累計25万棟のうち施工ミス・自然災害による雨漏りは約20件と極めて稀です。

3.ノモトホームズの場合、屋根に穴を開けないで太陽光パネルを設置する工法を採用していますので、雨漏りの心配は殆どありません。

Q3地震、台風、ひょう、落雷などの自然災害は大丈夫?

心配は殆どありません。

1.JIS(日本産業規格)で一定の地震、台風、ひょうなどの耐えられように設計基準が定められています。

2.地震や台風で住宅用の太陽光パネルが落下・飛散するなど事例は殆どありません。

3.台風・ひょう・落雷などの自然災害による損傷は一般に火災保険の特約などにより保証されます。

Q4火災は大丈夫?

心配は殆どありません。

1.『太陽光発電に起因する火災について』 太陽光発電に起因する火災について平成30年の消費者庁調査で、住宅用太陽光発電は累計230万棟の実績に対して、太陽光発電システムから発生した事故は約100件把握されており、その殆どが屋根一体型のパネルの事例です。最近は屋根一体型は殆ど販売されていません。

2.『建物自体の火災について』 パネルが搭載されている建物での火災は、消火時に感電するので消火活動が出来ないとの風評がありますが、消防庁より絶縁手袋や放水距離の確保等の対策が通達され、消火は問題ありません。

Q5メンテナンスはどうしたら良いの?

1.『システムの定期点検』 国の委員会では、プロのによる約3万円/回の点検を3~4年おきに受けることが想定されていますが、実際にはお客様にて自主点検されているケースが殆どです。点検方法の具体的なオススメ方法は毎月の発電量を記録して、前年同月比で著しく減少している場合やその他の異常を発見した場合はご相談ください。

2.『屋根のメンテナンス』 屋根の塗り替え等のメンテナンス時、太陽光発電パネルの下部は劣化が少ないので一般的に塗り替え不要と思われます。(パネルの撤去・塗装・再設置は不要と思われます。)

Q6故障、保証・寿命、将来の撤去は?

1.保証(目安の年数)

システム保証:10~15年 出力保証:20~25年

2.故障、寿命

a)パワーコンディショナー(発電した直流の電気を交流に変換する機器)

15~20年の寿命と想定され交換に約20万円ほどかかります。その20万円はおよそ1~2年の経済メリットで賄えます。

b)パネル

一般に25年~30年の寿命と言われていますが、20~25年後に7~8割以上の発電がメーカー保証されているので、発電量が0になるのは更に先。初期の太陽光は30数年経過しても稼働中。

※保証、寿命等はメーカーによって異なります。

3.撤去

発電しなくなって直ぐに撤去する必要は無く、当面は屋根に残置し将来の建物解体時に同時に廃棄されることを想定しています。ただし新しい太陽光発電パネルを載せ替えたりするために撤去する場合は、今の価格で産業廃棄物として処分する場合が約25~35万円、リサイクルする場合が約30~40万円かかります。なおリサイクル費はこれから技術が進歩することで、さらに割安になることが見込まれています。

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