コラム

山北木材加工協同組合×ノモトホームズ

ノモトホームズの住まいには、新潟県産の杉材を使用しています。
その県産杉を提供していただいているのが、「山北木材加工協同組合」さんです。
今回は新潟営業所の髙橋正徳所長をお迎えし、ノモトホームズとのこれまでの歩み付き合いを振り返りながら、
山北の杉に対する思いなどを語っていただきました。

対談メンバー

  • 野本一隆
    ノモトホームズ代表取締役
  • 髙橋正徳
    山北木材加工協同組合
    新潟営業所の所長を務める

社長の熱い思いを聞いて、一緒にやっていこうと思いました(髙橋)

野本   山北木材加工協同組合さんとのお付き合いも長くなってきました。

髙橋   野本建設さんが一般住宅を始める頃からお世話になっています。最初に野本社長から「こういう住宅を作っていきたいんだ」と言われたときは、かなり難しいことにチャレンジするんだなと感じたことを覚えています。私たちにとっても大変な仕事になると思ったのですが、とても熱い思いを語っていただいたので、それならば一緒にやっていこうと思えました。

野本   このモデルハウスを作る頃が一番大変だったでしょうか。私も好きなことを言って、何でもお願いしましたから。

髙橋   ここまでの大きさで、木を見せる形で家を作る機会はあまりなかったので、当社としては一大事業として取り組みました。私も思い入れがある特別な建物で、来る度に“ああ、この梁もまだきれいだな”などと思いながら見ています。

野本   最初の頃は、一棟建てるたびにあれこれ言うから、もう来ないでって感じだったでしょう?(笑)

髙橋   そんなことはありません(笑)。確かにスタートの時は、社長の思いと私たちにできることにギャップもありました。杉材をふんだんに見せて、太鼓梁を使うスタイルに対して、当初は私たちの加工技術に未熟な部分があったので、図面を前にしてお互いの要望を出し合いながら作りあげていったという感じでした。その繰り返しが、今に繋がっていると思います。

野本   新潟の杉を使いたいとなれば、山北木材加工協同組合さんにお願いするしかないですから。

山北の工場にずっと通ってくださっているのは野本社長だけです(髙橋)

髙橋   山北は県内でも有数の杉の産地です。その地域で、当社は製材業、伐採業、工務店の出資で設立されました。モットーは山北にある杉の活用と、地域の人材の登用。特に人材の地産地消ですね。山北における若者の雇用と、高齢になっても働ける場所を作るという意味を持って、工場をやっています。

野本   毎回、私が工場にお邪魔して、加工する前に杉材を見せてもらっていますが、髙橋さんは必ず、私がお邪魔する前までに、設計図に合わせて全ての木の向きなどの準備を整えてくださっています。

髙橋   遠い山北まで足を運んでいただくので、私に出来ることは、少しでも手短に社長が知りたいことをお見せできるように準備することですから。工場に来てくださるビルダーさんもいますが、大抵は単発的で、継続していらっしゃっているのは野本社長だけです。

初めのころは、テーブルに材料を広げて見ていただいていても、良しと言って帰っていただけるだろうかと不安でした。今では、節や割れの状態で予想がつく木に対しては、先に社長に「これははじかれると思います」と言えるくらい、スタイルが分かってきたかなと思っています。

山北の杉林で食べたお弁当は最高でした(野本)

山北杉体験バスツアーの様子

 

野本   建主さまを対象にした杉の伐採見学バスツアーでもご協力いただいて、ありがとうございます。

髙橋   一般の方に伐採を見ていただくというのは、私たちも初めての取り組みでした。一番は建主さまの安全なので、終わるまでは緊張もありましたね。少しでも近くで見て伐採現場の臨場感を味わっていただきたい気持ちと、ケガなく安全にお帰りいただかなければというふたつの思いがせめぎあうのですが、やはり安全第一ですので、木を伐る職人と現地で打ち合わせをして、安全を確認した上でやらせていただきました。

 

杉林で食べたお弁当は最高でした

野本   バスで出かけるも楽しかったですね。バスのシートは高いから景色を見下ろすので気持ちも良いし、空気もおいしい。山北の林のなかで食べた、村上のお米のお弁当も最高でした。子どもたちも喜んでいましたね。

髙橋   会社としても非常に面白い試みだったので、今後も希望する建主さまがいらっしゃいましたら、ぜひお越しいただきたいと思っています。当社で管理させていただいている山北の杉は、近隣地域の材木に比べて非常に強度は高い。1年間に、温かい地域の3分の1くらいしか大きくならない山北の木は、太らないがゆえに強度が出るんですが、そのせいで節が多くなり、見た目に難が出ます。社長にひとつひとつ検品していただくのも、そこに理由があります。

野本   木材の品質管理はどうやっているんですか。

髙橋   原木で一度検査をし、製材した板の状態でまた計測して、乾燥、養生期間を置いて製品の寸法に仕上げていきます。仕上がった段階で再度検査をします。検査するのは含水率や強度などですね。

新潟で建てる家に新潟で育った木を使うのは当たり前だと思う(野本)

野本   県産材を使う工務店は増えているんですか?

髙橋   県産材が欲しいとおっしゃる工務店は決して増えていませんね。当社の杉は梁や柱に使う強度は十分なのですが、やはり杉に対して柔らかいというイメージを持っている人も多く、コスト面からも集成材を取り入れるところが多い印象です。ノモトホームズさんは建主さまにきちんと説明して、良さを伝えてくださっているので、建主さまも納得してくださるのだと思います。県産材が注目されたのは、越後杉を使うと補助金がもらえる制度があったときですが、ノモトホームズさんはその前から県産材にこだわってくださっていました。

野本   キーワードは「地産地消」ですよね。新潟県の林業をなんとかするなんて大きなことはできないけれども、地元のものを地元で使うのがいい。髙橋さんも新潟の木にほれ込んでいますよね。

髙橋   私たち村上の者にとっては、林業は食べる糧であり、残していく財産でもある。その大切さをみんなで考えて、従事してくれる若手、そして建ててくれる建築業の若手につながっていく仕事をしていけたらなと思っています。木の温かみを伝えていただける工務店さんが増えてくれたら、県産材を活用する量も増えていくと思うんです。

野本   盛んになればいいですよね。最後にノモトホームズとのこれまでを振り返ってみて、いかがですか。

髙橋   ノモトホームズの住宅は木を見せることがひとつのポイントです。何も知らないと、ただ木を見えるようにしただけと感じるかもしれませんが、そこに到達するまでにはいろいろな手間や工夫が必要です。最初にお話ししたように、社長は本当に難しいことをやろうとしているんだなと思いましたし、だからこそ我々も腹を決めてやっていこうと思った。その後、さまざまな変化はあったと思いますが、「根本のコンセプト」、「一緒にやっていこうと私自身も思えたノモトホームズの本質」は当初から変わっていない。そのことがうれしいです。

野本 ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

ムササビの巣穴

 

 

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暮らしやすいオープンな間取り、天井の高低差と吹き抜けを生かした断面的な空間設計、外部とつながる大開口サッシを取り入れ意匠と居心地を最大化しながら、耐震性能と断熱性能をしっかり確保しています。
これまでのノモトホームズのコンセプトを踏襲しながら、これからの時代の住まいのあり方を考えたモデルハウスです。

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