こんにちは。営業設計の竹村です。
着工に向けての詳細打ち合わせが進行中のお客様より「造作のダイニングテーブルは作れないでしょうか?」とのご相談をいただきました。
確かに、これまでもダイニングテーブルを設計して大工さんにつくっていただいたことが多々ありましたので、今回は弊社でお作りさせていただいた造作ダイニングテーブルをご紹介させていただきます!
牡丹山の家 ケヤキのダイニングテーブル

設計スタッフ田中君が担当させていただいた牡丹山の家。
こちらはケヤキの無垢板を大工さんが継いで造ったもの。テーブルの脚は黒のスチール製です。同じ空間に薪ストーブもあるので、黒いスチール製の脚がインテリアとしてもマッチしています。

テーブルの天板として使うなら、ケヤキは王道です。美しく優美な木目と色合いが本当に魅力的です。
村上の家 キッチンカウンターと連続したダイニングテーブル

こちらはケヤキの一枚板を使ったダイニングテーブル。一枚板を2枚足し合わせて、キッチンカウンターがそのままダイニングテーブルに続くようなテーブルを作りました。
もちろん、この大きなテーブルが村上の家の中心。圧倒的な存在感です。
向陽の家 クスのダイニングテーブル

こちらは向陽の家でつくらせていただいたクスの一枚板をつかったダイニングテーブルです。ダイナミックな木目と深い色合い、両側に”耳”が付いた味のある天板です。
最大6人が座れるくらいの長さのある一枚板。厚みもあって、見栄えがします。
上新栄町の家 栃のダイニングテーブル

こちらは栃の天板を使ったダイニングテーブル。栃はシルクウッドとも呼ばれ、光沢のあるきめ細かな表面が特徴です。硬さも十分にあるので、ダイニングテーブルにもぴったり。
表面には自然塗料のリボスカルテッドを塗りこんで仕上げています。
竹尾モデルハウスのダイニングテーブル

今は無き、懐かしき竹尾モデルハウス。ナラを2枚はいで造ったダイニングテーブルです。今はノモトホームズの事務所で打ち合わせデスクとして使っています。
中央には通称「蝶々」と呼んでいる契を入れて、またそれが良いアクセントになっています。もう20年以上も使っていますが、ヘタレることなくまだまだ現役。
天板には傷やシミもありますが、年月を経るごとに味わいが増しています。
ダイニングテーブルを造作でつくる場合のポイントは、天板を何にするかです。
コストはかかりますが一点ものとの出会いを楽しみに、お気に入りの一枚板にするのも良いですし、コストを抑えつつ反りや伸び縮みの少ないハギ板(幅の狭い無垢板を横に継いだもの)を使うも良いです。
最近では床材をオークにすることが多いので、ダイニングテーブルの天板もオークやタモが人気です。
私の自宅は予算の関係で無印良品のダイニングテーブルにしましたが、天板はオークにしました。もちろんハギ板です。
いつかは自宅用にダイニングテーブルを設計して、造作でつくってもらいたいな~と、建主さんとの打ち合わせ後にじわじわダイニングテーブル熱が上がってきております・・・笑
それから塗装をどうするかが重要です。食べこぼしや染み、汚れを気にされるならウレタン塗装。無垢の触り心地や質感を大切にされたいならオイル塗装がおすすめです。
私は断然オイル塗装をおススメします。無印良品はじめ、家具屋さんで購入できる無垢のダイニングテーブルはほとんどがウレタン塗装だと思います。
ですが、メンテナンスを考えると、気軽にDIYで再塗装が可能なのはオイル塗装です。塗料もAmazonで購入しやすいので、天板を育てていく感覚で付き合っていただければ、それもまた暮らしの楽しみになるかと思うのです。


