こんにちは、アーキテクトの福本です。女池のエコハウスは、順調に工事が進んでおります。
今回の建物は、3面を付加断熱とした高断熱仕様です。現在は、耐力面材の施工、付加断熱の施工、そして外側の防水工事まで完了しています。

こちらの写真は、耐力面材を固定する釘の施工状況です。日本の木造住宅(主に在来工法)は、柱と梁(はり)を組んで建てられます。しかし、柱だけの「枠組み」のままだと、地震の横揺れや強い台風の風を受けたときに、建物が平行四変形のようにぐにゃりと傾いてしまうリスクがあります。
そこで、地震や風に負けない「強い壁」を作る必要があり、そのために使われるのが耐力面材です。耐力面材は柱と柱の間をふさぐように取り付けられ、建物の耐震性を確保するうえで非常に重要な部材となります。
そのため、釘が適切なピッチで施工されているか、また釘のめり込みが規定の範囲内に収まっているかを、一つひとつ確認しながら工事を進めています。釘の間隔が不適切であったり、めり込みすぎてしまうと、構造計算で想定した耐力を十分に発揮できなくなる可能性があります。

こちらの写真では、防水シートの下にうっすらと「ネオマフォーム」の表示が見えるかと思います。付加断熱材であるネオマフォームの施工が完了し、その上から防水シートを施工しています。
外周面の付加断熱は、断熱性能を高めるだけではありません。冬場に壁の内部が冷やされ、壁体内結露が発生しやすい温度域になるのを抑え、建物の耐久性を高める役割も担っています。

一方で、外周面に断熱材を施工するため、外壁を固定する釘には専用のものを使用しています。断熱材の厚みが加わっても外壁をしっかり支えられるよう、十分な保持力を持つ特殊な釘を採用し、外壁がたわまないよう施工しています。
こうした部分も、使用する釘の種類や施工状況を一つひとつ確認しながら品質管理を徹底しています。完成後には見えなくなる部分だからこそ、現場での確認を大切にし、安心して長く住み続けられる住まいづくりを進めています。
今回の女池のエコハウスは、3面付加断熱を採用していることもあり、最近の弊社の施工事例の中でも特に断熱性能の高い住宅となっています。完成後の快適性はもちろん、長く安心して暮らせる住まいとなるよう、引き続き丁寧に工事を進めてまいります。