こんにちは、アーキテクトの福本です。
すっかり涼しくなってきましたね。

今日は、現在工事中の「米山台の家」の進捗についてお話ししたいと思います。
現場では木工事がひと通り目処が立ち、現在は漆喰の塗り工事をはじめとした、仕上げ工事に取り掛かっています。
今回のお住まいでも、ノモトホームズが大切にしている漆喰を採用いただきました。

先日は、お施主様ご夫妻にも現場にお越しいただき、弊社の協力業者である佐藤左官さんからレクチャーを受けながら、漆喰塗りを体験していただきました。
最初はコテの扱いに少し戸惑われていましたが、すぐに慣れ、最後にはとてもきれいに塗っていただきました。自身の手が入ることで、家にも一層の愛着がわくのではないでしょうか
ところで、ノモトホームズの漆喰は、塗った直後は少し土色をしています。
これは、漆喰に土を加えているためです。京都の土を少量混ぜることで、真っ白ではなく、木の色にも馴染む柔らかな色合いに仕上がります。実際の色は、乾いていくにつれて少しずつ白みを帯びていき、最終的にはややベージュがかった優しい白になります。

ノモトホームズでは、既製品をそのまま使うのではなく、消石灰や糊、スサなどを現場で調合し、長年にわたって独自の配合を研究してきました。さらに、季節や湿度など、その時々の条件に合わせて職人が細かく調整しています。
漆喰の魅力は、こうした素材そのものだけではありません。
職人がコテを使って仕上げることで生まれる、わずかな凹凸や陰影。そこに光が当たることで、時間帯によって壁の表情が変化します。
真っ白で均一な壁とは違う、手仕事ならではの柔らかさ。無垢の木と漆喰を組み合わせることで、それぞれの素材感が引き立ち合い、空間全体に柔らかな落ち着きが生まれます。こうした素材の組み合わせも、ノモトホームズが漆喰を大切にしている理由のひとつです。
米山台の平屋も、これから少しずつ仕上がっていきます。