前回に引き続き、私自身の家づくりについてお話ししたいと思います。
今回は建物そのものではなく、「どこに建てるか」という土地探しや敷地選びについてです。

私自身、家を建てるタイミングについては、実はもっと早くても良かったと思っています。
土地探しを続ける中で、「この期間までに希望の土地が出なければ第2候補で進めよう」というところまでは決めていました。第2候補の土地も十分魅力的だったのですが、期限が近づき、半ば諦めかけていた頃に今回の土地のお話をいただきました。
今振り返ると、本当にタイミングが良かったと思います。土地というのは条件だけで決まるものではなく、最後はご縁の要素も大きいものです。実際に現地を見たときに「ここだな」と感じるものがありました。
ただ、その時にすぐ決断できたのは、事前に資金計画やスケジュールの見通しを立てていたからです。良い土地が出てきた時に動ける準備をしていたことは非常に大きかったと思います。土地探しをされている方も、いざという時に決断できる準備を進めておくことをおすすめします。

土地探しと並行して考えなければならなかったのが、「どこで暮らしていくのか」ということでした。
私の実家は上越にあり、長男でもあります。そのため、実家をどうするのか、将来的に上越へ戻る可能性はないのか、といったことも改めて考える必要がありました。
選択肢としてはたくさんありました。両親を呼んで二世帯住宅にすることもできますし、私自身が上越へ移住することもできます。賃貸暮らしを続けながら時期を見て判断することもできましたし、実家をリフォームするという方法もありました。
両親や妻としっかり話し合う機会がありました。家づくりという大きな出来事があったからこそ、家族の将来について改めて考えることができたのだと思います。普段の生活の中では、なかなかこうした話をする機会はありませんからね。
最終的に選んだ土地は住宅地の中にある整形地で、比較的計画しやすい敷地でした。
私自身、「建物はできるだけ素直に建てたい」という考えがあったため、基本的には南側を開き、建物を北側へ寄せるというセオリーに沿って計画を進めました。
実際にはいくつもの案を検討し、ボツになったプランもたくさんあります。最終案に至るまでには試行錯誤がありました。
次回は、いよいよ建物そのものについて。設計時に大切にした考え方について書いていきたいと思います。