こんにちは。営業設計の竹村です。

本日から2日間、豊栄にて完成見学会を開催させていただいております。
見学会を開催させていただきました建主さまには、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございます。
完成見学会は、家づくりをご検討されているお客様が、工務店がどんな家づくりを行なっているかを知ることができる、非常に良い機会です。
そこで今日は、プロの視点から「完成見学会でここをチェックしておくと良いですよ」というポイントをいくつかご紹介します。
温熱環境を“体感”する
まずは何よりも、「温熱環境がどうか」を感じてみてください。
玄関を開けた瞬間の涼しさや暖かさ。家の中がじめっとしていないで快適かどうか。エアコンの風の強さなど。冬なら足元の冷え具合は大丈夫かどうか。
ノモトホームズでは各部屋にSwitch botを置くようにしていますので、室温や湿度をそれぞれ見てみてください。
それから、空調計画ができる会社かどうかもチェックしてみてください。見学会では、エアコンがどこに設置されているか、その風がどのように循環しているか、夏と冬の空調の考え方などもチェックしてみましょう。
素材の“質感”を確かめる
無垢の床、漆喰の壁、造作家具——写真では伝わらない質感があります。
手で触れて、歩いて、素材の心地よさを確かめてみてください。
たとえば無垢床は、見た目以上に「柔らかさ」や「温かみ」を感じます。
「無垢材はメンテナンスが大変」とよく言われますが、私たち作り手はそのメンテナンス方法を熟知しています。ですから、メンテナンスに不安がある場合は、この機会にスタッフに聞いてみてください。無垢材は経年変化を楽しめるのも大きな魅力です。
素材選びの考え方は、その会社の“家づくりの哲学”をよく表しています。
間取りの“流れ”を感じる
写真だけでは分かりにくいのが、家の中の“動線”。こればっかりは、見学会会場で体感してみてください。
キッチンから洗面所までの距離や、洗濯→干す→たたむまでの動きがスムーズかどうか。
また、リビングやダイニングから庭へのつながり方も重要です。
単に広い・狭いではなく、「居場所のつながり方」を意識して歩いてみるのがおすすめです。
“光と影”の設計を観察する
住宅は、明るい・暗い、広い・狭い、高い・低いといった、変化を感じられる方が魅力的な空間となります。
その中でも光の設計は特に重要で、暮らしの快適さを大きく左右します。
窓の位置や大きさにも注目してみましょう。「どうしてこの窓はこの位置にあるのですか?」「どうしてこの窓の種類なのですか?」という質問に対して、ちゃんと答えを持っているかどうかが設計力を測るポイントです。
“暮らしのリアリティ”を想像する
見学会会場では、家具の配置、収納の使い方、家事や生活の動線など、実際に自分の生活を重ね合わせながら、「自分ならどう使うだろう?」と想像してみてみるのもおすすめです。
想像した時に、「こんなお家に住んでみたい!」となれば相性は良いと思います。
最後に大切なのは、「この家をつくった人たちの思い」を感じ取ること。
説明してくれるスタッフの言葉や、仕上がりの丁寧さから、その会社がどんな姿勢で家づくりに取り組んでいるかが伝わります。
完成見学会は、実際の住まいを五感で体感できる貴重な機会です。
ぜひ「性能」だけでなく、「暮らしの心地よさ」まで感じ取っていただければと思います!


