
憧れの小屋裏と、こだわりの垂木が作る立体的な空間
こだわられたのが、平屋をベースにしながらも、スキップフロアのような書斎とその上にご主人が昔から憧れがあったという小屋裏(ロフト)を設けた立体的な構成です。この設計が、在宅時間の長いご夫妻にとって絶妙な「距離感」を生み出しています。
「同じ空間にいながら、視線の高さが変わることでお互いの気配を感じつつも、それぞれの時間に没頭できるんです」とご主人。階段を上がったスキップフロアにある書斎は、午前中に書道の練習をしたりテレビを見たりする、ご主人にとっての贅沢な憩いの場となっています。

さらに、ご主人の強い希望で実現した天井の「垂木(たるき)」の意匠も、この立体的な空間の質を高めています。「展示場で見た垂木の組み方が気に入り、お願いしました。やっぱりやってよかったです。玄関を開けた瞬間に広がる木の香りと、この天井の眺めに、いつもホッとするんです」数値に基づいた設計と立体的な構成が、心地よい開放感を生み出しています。

キッチンから眺める庭は、まるで『水草のアクアリウム』のよう
ご夫妻に「一番好きな場所」を尋ねると、「家中どこにいても快適で、どこも好きです」と答えてくださいました。しかし、ご主人が日々の中でとりわけ大切にされている、お気に入りの視点があるそうです。
「実は、キッチンから眺める庭の景色が一番好きなんです。特に雨上がりの庭は、まるで『水草のアクアリウム』のように見えて、料理をしたり、コーヒーを淹れたりする時間がとても豊かになりました」
また、場所によって床材を変えるこだわりも。リビングダイニングキッチンはオーク材、寝室は足触りが柔らかい杉材を採用しました。「床材によってここまで感触が違うのかと、その違いに驚きました」とご主人は語ります。

庭には、職人が地元の石を切り出して作った水鉢があり、シジュウカラが水浴びに来る様子を楽しめます。「私たちが動くと鳥が逃げてしまうので、鳥が来ると二人でじっと見守るんですよ」と笑うご夫妻。趣味のバードウォッチングを存分に楽しめる設計が、日常に彩りを添えています。

「床がまるでアイスリンクみたい」以前の家の寒さと、じんわりとした温もり
かつての住まいでは、厳しい冬の寒さが長年の悩みでした。
「以前の家は、冬になると床がアイスリンクみたいに冷たかったんです」と奥様。FF暖房を使用していましたが、首から上は暖かくても足元は冷えたまま。断熱リフォームや内窓の設置を行っても、北側の窓には結露がつき、冬の朝の「結露拭き」は欠かせない日課となっていました。
この問題を、「床下エアコン」という選択で解消しました。「床下エアコン1台で、家中がじんわりと温まります。特にお風呂場の暖かさには驚きました。以前は靴下の2枚履きが当たり前でしたが、今は1枚で十分。また、無垢材だから夏もさらっとしていて床のベタベタがなく、素足で過ごせます。」
また以前は冬は毛布が欠かせませんでしたが、今はもう毛布を使わなくなったそうです。「家中どこへ行っても暖かいので、身体への負担が本当に少ないですね。洗濯物が冬場でもよく乾くので助かります」と奥様。この温度差のない環境は、体や家事の負担も大きく軽減してくれました。

きっかけと、誠実な「数値」と「プロセス」が生んだ安心感
ノモトホームズとの出会いは、相続された土地の近所で、実際に施工されている現場を見かけたことがきっかけでした。 その土地の売却も考えたそうですが、「60坪の広さがあれば、理想の平屋が建てられるのではないか」と考え、ご主人の何気なく言った「新築するか」の一言から家づくりが始まりました。
「寒さをどうにかしたいと調べていく中で『床下エアコン』を知りました。近所で、たまたまノモトホームズさんの家を建てているのを見かけ、以前から気になっていたんです」
決め手となったのは、専門性の高さと誠実な情報公開でした。
「他社は床下エアコンの実績が半分程度というところもありましたが、ノモトホームズさんはほぼ全棟で実施していました。建築中もホームページのブログで進捗や気密性の数値、技術的なことを細かく発信していて、それを見て確かな安心感を得られました」

想像以上だった、健やかな暮らしの始まり
「完成して初めて中に入ったとき、『ここに本当に住めるの』とテンションが上がりました。性能もデザインも、そして居心地も 想像していた以上で本当によかったです」
年月を経て飴色に深まっていく木の色とともに、日々を穏やかに愉しむ。そんな豊かで健やかな時間が、静かに流れていました。
