先日、自由見学DAYとして、「建築模型展」を開催しました。窓際には観葉植物を飾り、ほっと心が和む癒しの空間をつくっています。植物は、私たちに季節の移ろいや時間の流れを静かに教えてくれる存在です。新芽が出た瞬間や、ほんの少し背が伸びたことに気づいたときのわくわくする感覚は、日常の中にある小さな喜びのひとつです。コーヒーを片手に、いきいきとした植物を眺める。そんな何気ないひとときが、自分自身のペースを取り戻し、心を整えるきっかけになります。植物と共に暮らすことは、慌ただしい現代社会の中で自分をいたわる「セルフケア」のひとつなのかもしれません。

そして今回の展示では、建築模型を眺めながら、窓の外に広がる庭にも目を向けていただきました。時間帯によって変わる光、風に揺れる木々、季節とともに少しずつ表情を変えていく植物たち。窓越しに見える庭の景色は、同じ場所にいても決して同じではありません。建築模型が描く「これからの暮らし」と、窓の外で少しずつ変化していく「今の庭」。その二つを眺めていると、建物は暮らしを包むだけのものではなく、光や風、植物、そして季節の変化を感じるための場所でもあるのだと気づかされます。

建築模型を眺めながら植物の緑に癒され、さらにその先にある庭の移ろいを楽しむ。そんな心地よいひとときが、皆さまの暮らしを思い描くきっかけになっていれば嬉しく思います。ご来場いただき、ありがとうございました。

野本 一隆

野本 一隆

KAZUTAKA NOMOTO

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