新潟の歴史と建築美に触れる!古町花街まちあるき
先日、中央区のまち歩きイベント「えんでこ」に参加し、新潟の歴史と建築を巡る半日コースを楽しんできました。趣味が「建築・庭園巡り」の私にとって、最大の目的は、今年登録有形文化財に指定された「旧料亭 有明」の室内見学!

案内してくれたのは新潟シティガイド

登録有形文化財「旧花岡邸」(数寄屋の意匠を随所に凝らした花街建築)も外観見学
何度も歩いた古町ですが、ガイドさんの解説とともに歩くと、知らなかった路地や歴史に触れ、街の新たな魅力が発見できました。特に興味深かったのは、新潟の花街独特の路地景観です。二階部分を半分ずつ持ち出し、雨雪を避けるように工夫された「出し合いのコウジ」、「ヘヤナカサ」など、古い街並みならではの建築の知恵に感動しました。

花街独特の路地景観
芸妓文化と建築美の宝庫「旧料亭 有明」を訪ねて
新潟の花街では、京都などでいう「お茶屋」を「待合」と呼び、最盛期には28軒も存在したそうです。現在は古町芸妓の稽古場として使用されている「旧料亭 有明」は、古町最古級の料亭建築。

初代主人は元魚問屋で、屋号も「有明の月」を背にして魚市場から戻ったことが由来
表棟の二階には、千鳥や雁などの透かし板欄間が飾られた続き間があり、「たくさんの人が来ますように」という験担ぎが込められていました。中庭を挟んだ中棟には、大径の瘤付き丸太が用いられた客間もあり、職人の手仕事と粋を感じる建築の連続でした。新潟の歴史と文化が凝縮された、貴重な建物探訪となりました!

旧料亭有明中棟 二階 十壱番の間

丸の「有明の月」の中に「網」がはられており、元魚問屋と屋号を表現