こんにちは、ノモトホームズ福本です。
10月も半ばになり、気温が低い日も増えてきましたね。
今回は冬に暖かく過ごすため、太陽の日射エネルギーについて書いてみたいと思います。


冬の寒さをやわらげるために「日射取得(にっしゃしゅとく)」という考え方があります。
冬の高度低い太陽の光を南側の窓から上手に取り込み、太陽の熱を室内に活かす技術です。
自然のエネルギーを利用することで、暖房の使用を減らし、省エネで快適な住まいを実現できます。
例えば、横1.6m×縦2.0mの窓の最大日射エネルギーは800W/㎡。
電気ストーブ(中)が2台で約700W/㎡程度なので、なかなかのものですよね。
※YKKAPのカタログより抜粋

🌤 日射取得の基本ポイント
冬は太陽の高度が低いため、南向きの窓から日射を効果的に取り入れることができます。
特に、「日射取得型」の高性能ガラスを採用することで、太陽熱をより多く取り込めます。
一方で、東面や西面の窓は朝日や夕日が入りやすく、夏場には室温上昇の原因になるため、
窓の大きさを考慮したり、ガラスの種類を『日射遮蔽タイプ』にしたりしてコントロールしていきます。
1つの住宅でも、場所場所によっていくつかのガラスの種類を使い分けていきます。

🏡 設計上の工夫

南面の窓には庇や軒を長く伸ばすことが効果的です。
夏の高い太陽を遮りつつ、冬の低い太陽光をしっかり取り込むことができます。
また、カーテンやブラインドを併用することで、日射のコントロールがさらにしやすくなります。

ノモトホームズでは、軒がしっかり出た建物をご提案しています。
機械に頼るだけでなく、自然の力を活かしたパッシブな設計の工夫という訳です。

ただし、夏については昨今の気候変動が非常に激しく、
特に南面の開口部は大きな窓面となるため、設計上の配慮が重要です。
サッシの性能ももちろん大切ですが、夏の日射をカットするためには、
外付けのすだれやシェードなどの設備が特に効果的です。

🏡 性能だけではないことも

性能はとても大事な要素ですが、性能を上げるために窓を小さくしすぎたり、
極端に少なくしてしまっては、家の中の気持ちよさや快適さが失われてしまいます。
また、西や北側であっても、魅力的な眺望や抜け感のある景色がある場合には、
あえて窓を設けることもあります。
セオリーを踏まえながらも、敷地の特徴や周囲の環境をいかした設計を心がけたいですね。

太陽の力を上手に活かす設計は、環境にも家計にもやさしい住まいづくりの第一歩です。
敷地の方角や近隣の建物等の状況によって設計のアプローチも変わってきます。
これから寒くなる季節、太陽のぬくもりを感じながら過ごせる住まいを手掛けていきたいと思います。

次回につづく…

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