西小針台の家竣工しました！

こんにちは。営業設計の竹村です。
本日は早朝から社長と佐渡へ。構造計算も終わり、現在実施設計を詰めている「佐渡の家」が来週から基礎着工となるため、地鎮祭を開催させていただきました。思い返せば最初の現地調査から1年2ヶ月。総勢11名が参列した地鎮祭となりましたが、この1年2ヶ月を振り返るとなんとも感慨深く、より一層気合が入った地鎮祭となりました。
この度の地鎮祭開催にあたり、建主さまをはじめ、現地の協力業者さまにも、ご多用のところ地鎮祭の準備を進めていただいた事、ただただ感謝です。工事が安全に、またご満足いただける建物になるよう、全力で取り組む所存です。

さて、夏に上棟しました「西小針台の家」が、いよいよ竣工となりました。来週のお引渡しに向け、先日、フローリングを納めていただいた新潟のフローリング屋さん「andwood」の遠藤さんに竣工現場にお越しいただき、フローリングについてのアレコレを伺いました。例えばフローリングのメンテナンス方法や特徴（ここがこのフローリングの見どころです！みたいな、お住まいへの愛着につながる部分です）から、フローリングの張り方、フローリング幅による印象の違い、樹種による印象の違いなどなど、いろいろとお話を伺う中で新たな気づきもいただきました。合わせて写真撮影もいただきましたので、ご紹介させていただきます（写真が上手なんです！）。
ちなみに当日は曇天で夕方４時頃の撮影でしたので、かなり暗めに写っておりますが、照明を付けるとオレンジ色に映ってしまうため、アンドウッド遠藤さんのこだわりで自然光だけで撮影いただきました。ですので若干暗めですが、それもまたオークの自然な色合いが感じられる写真になっているかと思います。

今回のフローリングは、アンドウッドさんのオーク（ミズナラ）フローリング。アンドウッド遠藤さんはフローリングへの愛が半端なく、単身海外へ丸太の買い付けに出向き、木取りから製造、流通までをまとめてくるという行動力が尋常じゃない方。到底真似はできません。関西出身なので勝手に親近感があります！笑
オークは杉ほど柔らかくはありませんが、広葉樹特有の硬さがあり、傷にも強いフローリングです。杉に比べて冬場のヒヤッと感があるため、それを打ち消す床下エアコンとの相性も抜群です。

玄関の框もオークで統一。杉に比べると何倍も高いですが、、、フローリングと合わせるのがポイント。上がり框だけ樹種を変える方法もありますが、私は統一した方がきれいだと思っています。ただし、例えば建て替え等のケースでは、以前のお住まいで使われていた床柱や式台を上がり框にリメイクするというのは断然アリだと思います。そこで樹種が合わなくても、家族の歴史が紡がれていくというストーリー性があれば、それに勝るものはありません。
こちらの写真に写っている漆喰と洗い出し、オークの組み合わせは高級感が感じられます。

普段はコストバランスを考えて、シナか杉で作ることの多い造作キッチン。西小針台の家では、建主さまのご要望でオークの突板を貼ったオークランバーで仕上げたことで、オーク特有の木目が美しい仕上がりになりましたフローリングとの統一感も見事です。
アンドウッドの遠藤さんからは、「オークのキッチンであれば、ウォルナット系のフローリングでも合いますよ」とのアドバイスをいただきました。ちなみにウォルナットは、尊敬する建築家・泉先生のお住まいでも良く使われているので、ひそかに憧れがあります。ただ、オークや杉に比べて色が濃いので、建主さまの好みにも寄ってくると思います。今後、ウォルナットのフローリングをご希望の方には、ぜひご提案させていただきたいです。