燕市で工事中の「悠日の家」では、大工工事で作った下地に大判サイズの一枚ガラスを取り付けるオリジナル造作サッシの施工が進んでいます。
こちらはガラスが設置された後の写真ですが、そこにガラスが入っているのが分からないくらい、室内外をシームレスにつなげることができています。視線の抜けや空間体験としては、外部と内部の境を曖昧にするようなデザインとしていますが、温熱的にはトリプルガラスを使っているので断熱性能もバッチリです。
化粧柱を挟んで右側には勝手口サッシがあり、ここから土庇空間に出ることができます。この土庇空間を私たちは中間領域と呼んでいて、住宅設計においてはこの中間領域をいかに豊かに作るかということを大切にしています。
建築は、何かと何かの間の関係を考えたりデザインしたりすることです。内と外、主人(あるじ)と客人、光と影、家族同士、木と漆喰、壁と天井などなど…それらを考えることが建築の面白さでもあり、私たち設計者の提供価値だと思っています。


造作サッシはリビングに面する土間部分にあり、ソファーに座ると土間と土庇の向こうにある庭を眺められるようになっています。
窓枠の存在は極力消しているので、ピクチャーウィンドウとして、風景が切り取られるのを想像しています。
休日、庭の緑を眺めながらゆったりと過ごす暮らし。そんな暮らしのイメージを持ち、悠日の家というタイトルを付けさせていただきました。