建築設計の世界には、様々な手法や考え方があります。
中でも私が好きなのは「あたり」と「抜け」をつくること。
「あたり」とは、視線の先にあるもので視線をとめること。アイストップのことを言います。
「抜け」とは、その名の通り視線の抜けのことです。

こちらは鳥屋野南モデルハウスの寝室から見た廊下の様子。
視線は奥へと続いていきますが、その先には観葉植物や写真、大きな梁があって、自然と目線はそちらに向かいます。これが「あたり」です。
「あたり」には飾り棚やニッチをつくったり、額縁にはいった絵を飾ったりすると良いです。
そうすることで良い感じの「あたり」をつくることができます。
視線の先に窓があって、その先にシンボルツリーを植えても「あたり」になります。
階段を上った突き当りの壁に何かを飾っても良いでしょう。

こちらはモデルハウスのランドリー。部屋の隅を開口部にして「抜け」をつくっています。
ふとしたところに抜けがあると、自然と視線は外へと向かいますので、狭い空間でも圧迫感が解消されて居心地の良い場所になります。

「牡丹山の家」は、玄関ドアを開けると真正面にこのような素敵な景色が。
ピクチャーウィンドウで切り取られたお庭です。「抜け」の先に「あたり」がある事例です。
特に人は室内に入った時に、無意識のうちにその対角へと視線を向けることが多いです。
ですから部屋の隅をどう設計するかも大切で、そこに窓が広がりを生みます。
鳥屋野南モデルハウスはリビングの引戸を開けると、その対角に大きなコーナー窓があり、これがLDKをより広く見せています。

コーナー窓はその効果を最大限発揮させるものです。光を取り込み、視線を外へ誘導します。
良い景色や眺望があれば、コーナー窓にすることが多いです。
『パタン・ランゲージ』にある「禅窓(No.134)」や「室内窓(No.194)」にも通じるところ。
ホームページにもノモトホームズの設計事例とともにご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
こちらからご覧いただけます。