こんにちは。営業設計の竹村です。

 

水曜日、木曜日と、地域主義工務店の会の定例会に参加してきました。

『チルチンびと』の出版社、(株)風土社さんに全国各地から工務店が集まり、

営業的なことから技術的なことまで、多岐に渡り意見交換を行う会です。

また今回は、建築家の松本直子さん、岩瀬卓也さんによる実例紹介もあり、

私自身、とても勉強になる会でした。

 

翌日は、建築家の田中敏溥先生が設計された名作「玉川学園の家」を

設計者である田中先生にご案内いただけるという、なんとも贅沢な見学会でした。

 

宿泊地の水道橋から約1時間。玉川学園前駅を降りると、閑静な住宅街が広がります。

坂道を登ったり下ったり。

表層は住宅やビルがひしめき合っていますが、起伏の激しい都市だとつくづく感じます。

 

「玉川学園の家」の敷地も、前面道路からスロープを介して下がったところにあります。

 

朝日を浴びる「玉川学園の家」。

シルバーのガルバリウム鋼板で葺かれた軽やかな屋根が印象的です。

この佇まいを見ただけで、内部の居心地の良さが想像できます。

 

東京の住宅街にありながらも、恵まれた敷地環境。

目の前にはビオトープがあり、金魚も泳いでいます。

屋根にリズミカルに設けられたの3つのトップライトは、

中廊下型間取りのデメリット「廊下が暗くなる」ことへの配慮として設置されたもので、

廊下に光を取り込むための仕掛けとして機能しています。

 

屋根の軒先には、設計者の好みや個性が良く表れると思っています。

こちらの軒先は、最低限必要な部分にしか雨樋を設けておりません。

 

雨樋も既製品を使わず、すべてオリジナル。

鎖樋もシンプルで、ステンレスのチェーンが使われていました。

 

新潟では考えられないくらい鼻隠しが細く、とてもシャープに見えます。

 

軒先の高さはデッキから2メートル程度と低く抑えられています。

「ヒューマンスケール」という言葉の通り、このちょうど良い低さが

落ち着きや囲われ感、居心地の良さにつながっていくわけです。

 

築20年を迎える木製の外壁は経年美化による味わいを醸し出しています。

雨戸の戸袋とその横の小さな格子を連続する霧除けでまとめあげ、

サッシを一体化させて見せる意匠。

 

敷地の裏側は急勾配で、窪地になっています。

斜面には様々な樹木や植物が植わり、散策できるように小道が作られています。

 

竣工当時の住宅雑誌の写真を拝見すると、さながら高級旅館か、

あるいは軽井沢の山荘のような印象。

住宅は豊かな屋外環境をいかに室内に取り入れるかがカギだと改めて感じました。

 

私が撮影した内部の写真は、プライバシーの関係で掲載を控えさせていただきますが、

屋根なりの勾配天井がつづく、開放感のある空間でした。

 

建主さんからのご挨拶で見学会は終了となりましたが、

とても良いお話をされており、参加者全員が感動に包まれました。

最後にご紹介させていただきます。

「建物も築20年になり、その間に家族の中でも楽しいことや時には辛いことなど、

本当にいろんなことがありました。

ただ、その全てをこの建物が受け止めてくれたと思っています。

この家だからこそ、辛いことも家族みんなで乗り越えられました。

本当にこの家に住めて良かったですし、今でも毎日のように、

こんな家に住めて幸せだと家内と話をしています。

この家のこういうところが好きなんだよなと、いつも言っています。

田中先生には住んでから40年後も、いいなぁと思える家にして欲しいとお願いしましたが、

これからの20年が本当に楽しみでなりません。」

 

 

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