アプローチは、単なる通路としての役割にとどまらず、建物と周辺環境との調和を図るうえで重要な空間です。周囲の自然や街並みと一体感を持たせることで、建物そのものの印象をより豊かに、魅力的に演出することができます。
築20年のアプローチ、大きめの骨材を使用した洗い出し仕上げのコンクリートも用いており、自然素材と調和した表情が生まれています。木々が成長し、季節の変化とともに風景が移ろう中で、人が自然に包まれながら出入りできるように目指しました。
展示場のアプローチには、黄色い川砂と白セメントを混ぜて固めた仕上げを採用し、木々の間を縫うように通り抜けていく設計としました。
HARUMACHI coffeeは枕木をリズムよく並べ、草花や樹木の間をすり抜けるように進みます。
築20年のどびさし、建物の外壁から突き出している屋根の一部で、日差しや雨を遮る役割を果たすものです。特に日本建築においては、機能性だけでなく、美的・空間的調和も重視されます。
