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写真はキョロロさんHPよりお借りしました。

 

こんにちは。営業設計の竹村です。

 

今日は素材シリーズの記事です。

中でも私の好きな素材「コールテン鋼」について少し書いてみたいと思います。

 

大学生のころ、建築家の手塚貴晴さんの講演会がちょうど新潟で開催されることになり、

「屋根の家」以来大ファンだったので拝聴しに行ってきました。

旧松之山町に手塚さんご夫妻が設計した「越後松之山 森の学校 キョロロ(以下キョロロ)」が

ちょうど竣工した年だったと思います。

講演会ではキョロロについての話がメインでしたが、そこで初めて「コールテン鋼」が使われていることを知りました。

もう14、5年以上も前になりますが、当時の話で強烈に覚えていることがあります。

「ミサイルがあたってもびくともしません!」

「地面に固定していませんので夏と冬の温暖差で伸び縮みし、毎年20cmずつ動いています!」

こんな事をすごく楽しそうに話された手塚さん。

これを聞いたとき、建築の力強さに衝撃と感動を受け、竣工して間もなく見学に行ってきました。

今思えばこの建築との出会いが、その後の私の建築感の原点になった気がしています。

 

「キョロロ」は東西に細長いチューブの蛇のような建築で、

上から見るとひらがなの「つ」みたいな面白い形をしています。

先端だけは34mも立ち上がって松之山の自然を見渡せる展望台になっています。

 

用途は博物館、研究施設を備え、年中を通して自然や里山を題材にしたイベントが開催されています。

夏は杉の林を背景に、コールテン鋼の錆びた外壁が風景に溶け込み(地球の産物同士は本当に相性がいいのです!)

素晴らしいランドスケープを見せてくれます。

冬には展望台以外ほぼ全体が雪に覆われ、数千トンの雪の重みに耐えながらも

大きく空いた開口部からは1枚4000kg程の重さの分厚いアクリル窓を通して雪の断面を楽しむことができます。

他に類を見ない、それこそ「地域性」を最大限に設計に取り込んだ建築だと思います。

私はこの建築が大好きでこれまで何回も見学し、

手塚さんの事務所から図面をお借りして、本物の鉄板をカットして塩水で錆させ、1/200の模型を作ったほどです。

キョロロについて書き出すと、止まりませんのでこのくらいで・・・

 

話はそれましたが、それ以来私は「コールテン鋼」に魅了されるようになりました。

コールテン鋼は、「鋼の弱点である錆を錆で防ぐ」という、

「毒をもって毒を制す」的発想で(まさにその通りの)開発された耐候性のある鋼です。

特別塗装をしているわけでもなく、「錆」がそのまま仕上げになるため、

下手に色気づかず、武骨な感じがして素材の持つ圧倒的な力を感じられる建築材料です。

またその錆自体も場所によって濃淡があり、雨だれの様な跡もあったりもしますが、

それはそれで素材の個性であり、年月を経るにつれてだんだん深みのある茶色に落ち着いていきます。

均一化されていない素材のテクスチャーや、経年美化を楽しめるところも、コールテン鋼の魅力かと思っています。

 

特殊な素材なだけにコストもかかり、一般の木造住宅の外装や内装ではなかなか使用しにくいのですが、

例えば外構でアプローチのアクセント塀にしたり、門柱にすると非常に良いです。

その場合は脇に株立ちの雑木を植えれば最高ですし、足元を植栽や自然石であしらえばなおさら最高です。

コールテン鋼の塀と自然石を詰め込んだ蛇籠とを組み合わせて・・・なんて想像するだけでかっこいいですね。

しつこいようですが、自然素材同士、本当に相性がいいのです!

他にも、「snow peak」さんの本社にある看板もコールテン鋼ですし、

大地の芸術祭でもコールテン鋼を塀のように使って

ランドスケープデザインとして使った作品もあります。

非常に魅力のある素材なんですね。

 

もしコールテン鋼が気になる!というお客様がいらっしゃいましたら、ぜひ私までお声掛けください!

 

 

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