明日から11月。日に日に寒くなってきました。
本日は朝からオーナー様宅にメンテナンスでお邪魔したのですが、朝は新潟市内も天気も良かったので日射取得をして室内はポカポカ。オーナー様も半袖でした。一緒に来てくれた大工さんも「やっぱり暖かいですね~」と半袖での作業となりました。

11月も、天候によっては暖房が必要になる季節です。暖房を運転しはじめると、オーナー様から「床板の間にすき間ができてきた」とご相談をいただくことがあります。
結論から言うと、これは無垢材の性質によるもので、多くの場合、湿度の高い季節になると目立たなくなります。

木材は周りの温度・湿度に応じて水分を出し入れし、ある含水率で落ち着きます。これを平衡含水率といい、屋外では全国平均でおよそ15%ですが、高気密・高断熱の住宅の中ではさらに低くなる傾向があります(三重県林業研究所より)。

冬に暖房をかけると室内は乾燥し、床板は水分を手放して縮みます。これがすき間の正体です。
反対に梅雨の時期には膨らみ、段差が出ることもあります(奈良県森林技術センター)。木は長さ方向にはほとんど縮まず幅方向に大きく動くため、すき間は板と板の間に出ます。これは無垢材だからこその現象で、正直なところ「無垢材だから仕方ないか」と思っていただくしかないのです。。。

冬に室内を過度に乾燥させないことで、縮む量を抑えられますが、これは住まい手の工夫が必要です。
夏場もそうですが冬場の湿度管理にも注意していただく必要があります。

相対湿度40~60%が理想となりますので、30%を切るくらいの過乾燥状態になると危険信号。部屋干しや浴室のドアを開け放してもらう等、生活の工夫で加湿することもできますし、場合によっては加湿器を使用するのもひとつです。

冬のすき間は、無垢の木が今も周りの空気とやりとりをしている結果です。
素足で触れたときの感触や年月による味わいの変化と同じく、無垢材ならではの性質として知っていただければと思います。気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

竹村 泰彦

竹村 泰彦

YASUHIKO TAKEMURA

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