暮らしに合わせてつくる「造作ソファ」の魅力
こんにちは、アーキテクトの福本です。
家と同じように、家具も住まいの空間に大きな影響を与えるものです。
新しい家には、素敵なソファを置きたい。
もちろん、家具を「買う」という選択肢もあります。
でも、つくってもいいと思います。
ソファを選ぶときに、「買う」だけではなく「つくる」という選択肢があってもいいと思います。
今回は、そんな「造作ソファ」の魅力についてご紹介します。

造作ソファの大きな魅力は、既製品にはない自由度の高さです。
まず、座面の奥行きや高さを、暮らし方に合わせて設計できます。
床に近い、低めの暮らしが好きな方。
立ち座りのしやすさを重視したい方。
家族それぞれの体格や使い方に合わせて、心地よい寸法を考えることができます。
また、部屋の寸法に合わせて、ぴったりと納められることも大きなメリットです。
既製品では、壁との間に微妙な隙間ができたり、ソファが大きすぎて動線を圧迫したりすることがあります。
造作ソファなら、空間の寸法に合わせて計画できるため、限られたスペースを無駄なく使いながら、美しく納めることができます。

さらに、建物と一体で計画することで、ソファがずれたり、掃除のたびに動いてしまったりすることもありません。
小さなお子様が飛び乗ったり、家族が毎日使ったりしても動きにくく、日々のちょっとしたストレスを減らしてくれるのも、造作ならではの良さです。
そして、造作ソファは「座るための家具」だけではありません。
窓の位置や庭の景色に合わせて高さや向きを計画することで、さらに居心地の良い空間にすることができます。
朝の光を浴びながらコーヒーを楽しんだり、夕暮れの景色を眺めながら家族とくつろいだり。
家の中と外の環境をつなぎ、そこで過ごす時間そのものをつくることができるのも、造作ソファの魅力だと思います。

また、素材を合わせることができるのも良いですね。
床材や壁、造作家具などと素材や色味を合わせることで、リビング全体に統一感を生み出すことができます。
「後から家具を置いた」という印象ではなく、最初から空間の一部として計画することで、住まいそのものに馴染む家具にすることができます。
さらに、座面下を引き出し収納やオープン収納として活用したり、コンセントや照明を組み込んだり。
家族の暮らしに合わせて、必要な機能をプラスできるのも造作ならではです。
今回ご紹介した造作ソファは、現在建築中の「西新発田の家」に実際に採用しています。
ぜひ実際にご覧いただきたいと思います。
完成を、どうぞお楽しみに。