笑顔と研ぎ澄まされた技。一流大工が語る「つくる喜び」のある家。

大工歴47年・榎本さんが辿り着いた、仕事の「見せ場」

住まいをつくる人々対談_榎本大工編

ノモトホームズの現場を訪ねると、そこには心地よい緊張感が漂っていました。作業に没頭するのは、大工歴47年のベテラン、榎本大工。

一流の腕を持ち、かつては神社の山門など極めて高い精度が求められる仕事も手がけてきた名匠です。冗談が大好きで楽しい人柄ですが、現場に入れば、その空気は一変。大工道具を手に、木と真剣に向き合う姿には圧倒的な安心感があります。

今回は、そんな榎本さんに、自身の歩みと「つくる喜び」を感じるというノモトホームズの家づくりについて話を伺いました。

対談メンバー:竹村泰彦(ノモトホームズ専務取締役/チーフ・アーキテクト)、榎本大工(大工歴47年のベテラン職人)

父の背中を追い、18歳で叩いた大工の門

住まいをつくる人々対談_榎本大工編


大工: 結婚する前の若い頃の話ですが、冬の仕事がない時期は、修行を兼ねて大阪へ行ってました。造作(内部の仕上げ)の道具を一式抱えて気合を入れて行ったのですが、着いてみたら現場は「型枠大工(コンクリートの土台作り)」の仕事でした。「話が違うぞ」と思いましたが、そこは真面目な新潟人ですからね。一生懸命にやって気に入られ、結局、型枠も覚えました。でもやはり根っこは、新潟で父親から学んだ「大工仕事」だと思っています。

神社の山門から家づくりまで。「取り付ける」ではなく「つくる」喜びを。

住まいをつくる人々対談_榎本大工編


大工: 32歳の時に、新発田の諏訪神社の山門をつくらせてもらいました。あの頃が一番輝いていましたね(笑)。でも、この仕事で「現寸(実物大の図面)」を起こしたり、ノミで一本一本彫ったりした経験は、自分の中の大きな財産になっています。


大工: ノモトホームズは面白いですよ。既製品に頼らず、現場で一本一本の木と向き合って「造作」していく。大変だけれど、自分の手で工夫して形にするからこそ「つくる喜び」がある。腕に自信がある職人なら、みんなこういう現場は燃えるんじゃないかな。

住まいをつくる人々対談_榎本大工編

気づかれない場所にこそ、職人の見せ場がある

住まいをつくる人々対談_榎本大工編


大工:例えば、この障子の敷居(しきい)ですが、窓枠をまたいでも、継ぎ目なしで一本の材木でスッと通っているでしょう。普通は枠のところで材を切り離して収めるのですが、それはしたくないんです。手間はかかりますが、一本の材を通すことで、空間の落ち着きがまるで違ってきます。

住まいをつくる人々対談_榎本大工編


大工: こういう「目立たない収まり」こそが、本当の見せ場なんだと思います。お客さんが「大工の技」など意識せずに、当たり前に心地よく過ごせているなら、それが一番いい仕事をした証拠だから。

何も言われないことの価値、プロに認められる喜び

住まいをつくる人々対談_榎本大工編


大工: 父親によく言われました。「大工はうまくいって当たり前。不具合が出た時にお客様に言われる。何も言われないことが、いい仕事をした証拠なんだ」と。褒められようと思ってやってるわけではないですが、やはり、その「当たり前」を維持するのが一番難しいですね。


大工: ああ、掃除屋さんに褒められたことですかね。数えきれないほどの現場を見てきたハウスクリーニングのプロに「榎本さんの現場は仕上がりが本当にきれいだ」と言われたんです。お客様には気づかれないような細かい収まりを、同じプロが見て認めてくれた。あれは正直、嬉しかったですね。

編集後記

一流の職人に、「つくる喜びがある」と言ってもらえる家でありたい。榎本さんのお話を伺いながら、私たちの家づくりの原点を再確認しました。
普段はとても楽しい榎本さんですが、木の性質を見極め、ミリ単位で調整するその手元には、47年の重みが刻まれています。「当たり前」と言い切る仕上がりの裏側には、決して妥協しないプロの矜持が感じられました。
プロも唸らせる、榎本さんの確かな技。その技が詰まった家だからこそ、私たちは自信を持ってお客様に「いい家」をお届けできるのだと確信しています。

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