こんにちは、アーキテクトの福本です。
ノモトホームズでは、県産材の木を使った家づくりにこだわっています。
「地元の木を、地元の職人が加工し、地元の方に住んでいただく」――
そんな循環ができたら素敵だと思い、日々取り組んでいます。
今日は、その新潟の木について少しお話ししたいと思います。

私たちは竹尾モデルハウスの建設から、20年以上にわたり山北杉を活用してきました。
山北地域は、昔から県内でも有数の杉の産地として知られている場所です。

こちらは伐採した木の断面に見える「年輪」です。
年輪は樹木の成長の跡で、1年に1本ずつ増えていきます。
その数を数えることで木の年齢を知ることができるのですが、
この木はおよそ70~80年を重ねているようです。
考えてみると、私の祖父が子どもだった頃に植えられた木が、
いまようやく家づくりの材料として出番を迎えている、ということになります。
そして今植えられた木は、70~80年後に孫の世代で使われる…。
木を育て、活かすには、とても長い時間のつながりがあるのだと感じます。

建築においても年輪は大切な役割を果たします。
年輪の幅が狭くぎゅっと詰まった木は強度があり、梁などの構造材に向きます。
逆に幅が広い木は軽く加工しやすいので、内装や仕上げ材に使われます。
同じ一本の木でも、中心部分は梁材に、外側は造作材にと、
それぞれの特性を生かして使い分けることができます。
「地元の木を、地元の職人で、地元の方に」。
これは単に“地産地消”という言葉にとどまらず、
地域に根ざした安心感や、持続可能な暮らしの形につながっていくものだと思います。
人と自然がつながる循環の中で、これからも木のぬくもりを大切にした家づくりを続けていきたいと思います。